1年生き延びた。予想されることのトーンはいまも変わっていないが、政府の行動についての予想はかなり外れた。ここまでの非合理性は予想外であった。そしてまさかあるわけないと思っていた五輪を強行しようとしている。
張作霖爆殺と中国での戦争開始も、マスメディアが御用になびいたとはいえ真珠湾も、まさかねえのまま始まってしまったのではなかったろうか。私たちはいま、それが戦争ではないのがせめてもの幸いだけど、同じようなまさかねえを追体験しようとしているのではないだろうか。
日々の糧のために逃げることもできないまま、あるいは逃げるための糧もないまま、カウントダウンはもう2ヶ月をきっている。