oekakizamurai’s diary

赤い仮面は謎の人、どんな顔だか内緒だよ

ごめんね、といわれるとなんだかせつない

野外のスケッチであんなふうに色が出せたらどんなに楽しいだろうと、ときどき柴崎春通さんの水彩チャンネルを観ていた。もちろん、何十年ものキャリアを積み重ねたプロに及ぶべくもないのだけど、具体的な技法も説明してくれるし、紹介された絵具や道具を求めて、何年か練習したらちょっとは近くなれるんじゃないかな、と期待しながら。でも実際に描いてみても全然ダメ、改善の気配すら感じられない。プロはアトリエ環境で計画的に作品を仕上げるものなのだろうけど、動画のいくつかは現場で描いているので、現場スケッチを重ねていけば、ある日なにか悟るときがくるといいな、と期待したのだ。

でもそこは素人の浅ましさ。数か月変化が見られないとなんか根本的に違ってるんじゃないかと思っていろんな本を買って、そうかーマスキング液ってのがあるのかー、とかいまさらなことを知った。これは、水彩スケッチでハイライトは白く残す必要があるのだけど、小さい部分や細い線をちまちま残せないから、必要な技術なのだ。だけどこれって片手にスケッチブックとパレット掴んで立ったまま仕上げる現場じゃ使えないじゃん。柴崎さんの動画ではマスキングなんかしなくてもペンナイフのひっかきで思い通りに白抜きができているんだけど、どうもうまくできない。なにか根本的な勘違いがあるのかな?

・・・なんて彼我の差を局所的な技術習得の有無に矮小化して、いつものように仕事から逃避して柴崎チャンネルにアクセスしたら・・・

www.youtube.comうん。私が間違ってた。

(でもどうか無理なさらず、素敵なレッスンを続けてください。楽しみにしてます)