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oekakizamurai’s diary

赤い仮面は謎の人、どんな顔だか内緒だよ

八本脚、その後

250ページを越えたあたりから核心に近づいた感じが強まる。未遂の後、休職でなんとか表面的には持ち直したような記述の後に・・・。

しかし、引用されているメールからブログが始まる以前から希死を伴う鬱状態であったことを知らされ、そもそもそのような景色であったことに愕然とする。

どう読めばよかったのだろうか。果てしない闇を覗いてしまったような気がしたのと、例によって未処理仕事に埋もれていた(まだ埋もれてる)のとで、しばらく遠のいてしまった。

 

ここに登場するのは、毎年日数よりも多くの冊数の本を、しかも深刻に、読む人たち。けれどノレるジャンルは限られているから、マジに読める本がそんなにあるとは思えないし、マジに読めばせいぜい月の数くらいしか読めないだろう。

ここに登場するのは、生きていることの意味を求めすぎる人たち。けれど生物としての人間とその社会にそこまでのスペックを求めることは妥当なのか。人の「外」に意味はなかろうし、意味は活動の中で動的に生み出していくくらいしかないように思う。

となると、その感性の鮮烈さと不安定さを抱え、鬱と格闘した心の記録として読むしかなかったのだろうか。